新型コロナウイルスの流行から約2年。そして第6波として、再度感染が拡大しています。
個人的には認識を変えない限り、この状況は続くと考えてます。
そして、いよいよ家族にも感染者が現れました。
今回は、24時間ヘルパーさんに支えて頂いてる特殊な環境下で行った対応と気づきを共有したいと思います。
感染発覚までの経緯
年末年始は帰省し、家族と過ごしていました。
元旦は家族とカラオケに3時間程度滞在し、その後は実家でご飯を食べて、至って当たり前のお正月です。強いて言えばお年玉が無かったくらい。。。
翌日の2日には自宅へ戻り、ヘルパーさんとの生活が再開しました。
ところが4日、家族から熱を出しPCR検査を受けたとの連絡がありました。まさか陽性になるとは思ってもないし、確証もないので介護事業所には正式に伝えていませんでした。
翌日、LINEの画面には「陽性」の2文字。
濃厚接触者の定義
ここでそもそも僕は濃厚接触者に該当するのかという疑問が生じます。正確には保健所からの連絡待ちになりますが、早くても2日程度かかるため、定義を調べてみました。
厚生労働省が出している情報によると
- 1m以内の距離で15分程度の接触
- マスクをつけていない
- 会食を共にした
発症2日前からの接触者で、これらに該当する人を濃厚接触者と呼ぶらしいです。(厳密には保健所から個別具体的に判断されます)
うん。濃厚接触者でした。
<厚生労働省/新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)>
僕の取った対応
まず初めに介護事業所に事情を説明しました。またそれ以外のサービス(訪問入浴や訪問リハビリ)の中断をお願いしました。
新型コロナウイルス相談窓口に聞いてみた
その後、市が運営する相談窓口に連絡し、以下のやりとりを行いました。
〜の事情でPCR検査を受けたいのですが、どうすれば良いですか?
濃厚接触者の方は市が提供する無料の検査会場では検査ができません。保健所が濃厚接触者と判断した場合、連絡があり、指定する場所で検査を受けるようになります。
重度訪問介護サービスを利用しており、現時点では事業所がサービスを打ち切る可能性もあるのですが、どのように対応したらよろしいでしょうか?
保健所の指示のもと陽性反応が確認できればホテルや入院も考えられますが、陰性だった場合、保健所でこうした対応はありません。今は自宅待機をされるしか。。。
では各事業所に判断を任せるということですね。
そうなりますね。。。
なるほど。分かったのは保健所を待つしかないということ。相談窓口の方は丁寧に説明してくださりましたが、特殊な環境下での対応は考えられていませんでした。
訪問介護事業所の対応
- 既に入っているヘルパーで回す
人員確保が難しい時間帯はサービス中止
ヘルパーのPCR検査の実施
事業所によってはクラスターを避けるため、他のサービスを中止するなどの対応も行なったそうです。1人では生活できないため、リスクがあるにも関わらずサービスを提供してくださり、感謝しかありません。
次に訪問看護に先程のやりとりを説明しました。すると早急に保健所と連絡を取ってくださり、翌日には保健師さんが自宅で検査をしてくださりました。その翌日には無事陰性が確認でき、少し安心してヘルパーさんに入ってもらえるようになりました。
気づき
- 調べることの大切さ
濃厚接触者と判断される間の生活が保証されていない
濃厚接触者の定義や相談窓口で質問したことで、対策や問題点が見えてきました。わからないまま進めるのではなく、正確な情報を集める必要があります。
これが最も大切ですが、濃厚接触者と判断される間、または陰性だった場合、僕たちの生活が保証されていなかったのです。今回もし事業所がリスクを考慮しサービスを中止すれば僕は生活できませんでした。各事業所に判断を委ねるというのは、利用者にとってあまりにもリスクが大きすぎます。
入院が難しいのであれば、感染対策管理を行うことやサービスに加算を上乗せするとか、方法はさまざまあるはず。最初にも述べたように、新型コロナウイルスの認識を変えないのであれば、僕と同じ状況の方は必ず現れます。
この文書が行政機関に伝わることを願ってます。
まとめ
今回は僕が経験した濃厚接触者の対応についてお伝えしました。
自分だけで判断するのではなく、必ず公的機関に相談してください。また感染者の急増で大変な状況であると推察しますが、決して特定の個人や機関を誹謗中傷しないようお願いします。
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